GPSの取り扱いにはご注意を

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こんにちは、UG探偵事務所の濱田です。

近頃はネットで簡単にGPSを購入やレンタルができるようになり、
とても便利になりました。
しかしその反面、これまでになかったトラブルを引き起こす原因にもなっています。

GPSといってもいくつか種類があり、
子供の見守り用や浮気調査に適したものなど、
その種類や性能も様々です。

そこで今回は浮気調査に適したGPSはどんなものなのか、
利用する際の注意点なども含めてご紹介しようと思います。

そもそもGPSってなんなの?

よく耳にするGPS、
身近なものではスマートホンや車のナビにも使用されています。

このGPS、実はアメリカが運営する衛星測位システムのことで、
欧州では『ガリレオ』
日本では『みちびき』
など、それぞれの地域や国によって衛星測位システムが運営されています。
そしてそれらのシステムを総称してGNSS(Global Navigation Satellite System)と呼ばれます。

これらが一般的にGPSと呼ばれるのは、アメリカのGPSが最初に運営されたGNSSであることからGPSという呼び名が拡がり定着しました。

GPSとはなんなのかを説明するには測位方法や誤差に関するものなどまだまだたくさんあるのですが、そのお話をしだすと相当長くなってしまうので今回は省略しましょう。

GPSの取り扱いには注意が必要!

とても便利なGPSですが、使用方法を間違ってしまうとトラブルの原因になってしまいます。
間違った使い方をしてトラブルを引き起こしてしまわないように注意しましょう。

他人の物に設置したり持ち物に紛れ込ませるのは絶対NG!

GPSはご存じの通りその位置情報を測位し、設置した人物が確認できるようになっています。
つまり、使用する機器によっては、それを持たされた人物の居場所がリアルタイムで確認できてしまうのです。

これを悪用するのがストーカーやその他の犯罪を企む悪い人たちです。

あなたに犯罪や不法な行為に利用する気がなく、浮気相手の行動を調べるためであったとしても、
第三者にGPSを仕掛けることは許されないのです。

GPSの間違った使い方によって起こる問題

GPSは便利な反面、使い方次第ではとんでもないトラブルを引き起こします。

一度立場を代えて考えてみましょう。
あなたが普段使用している車、ちょっと点検に出した時に作業員の方から話がありました。
「車にこんなものが取り付けられていたのですが・・・」と、
あなたが見せられたのはGPS機器。
あなたは気が動転するでしょう、
だれが仕掛けたのか心当たりを探すでしょう。
そして次に考えるのが警察への相談です。

さて、立場を戻してみましょう。
もし、GPSを仕掛けた相手が機器を見つけてしまい、警察に相談したとすると、
警察は当然それを調べます。

それくらいで警察は動かない?それはどうでしょうか。

GPSの設置による行動の監視などはストーカー規制法で規制されています。
また、各公共団体の定める条例でもGPSによるつきまとい等は規制されています。(施行がまだの公共団体もあります)
つまり、第三者への無承諾でのGPS設置は法によって規制されているのです。

ものすごく簡潔にまとめると次のようになります。

恋愛感情やそれが満たされないことでの怨恨を充足させるため=ストーカー規制法
正当な理由なくGPSを設置=条例によって規制

ここまでで分かるように、GPSを第三者に無断で設置することは違法なのです。
違法行為であれば警察も動きますので、被害届が出されれば、
あなたは警察のお世話になるでしょう。

こういった事態を避けるためにも、第三者への設置は絶対にしないように気を付けましょう。

GPS機器の種類

ここからはGPSの機器についてみていきましょう。

このブログを見ている方が気になるのが浮気調査に最適なGPS機器はどれなのかということでしょう。

GPS機器は大きく分けると二種類あります。

ひとつはロガータイプと呼ばれるものです。
この機器は、予め設定された間隔で位置情報を取得し、
そのデータを機器に保存していくものです。
この機器をパソコンに接続することで機器に保存された情報を確認することができます。

もう一つはリアルタイムGPSです。
これはその名の通り、GPS機器がどこにあるのかをリアルタイムで確認することができます。
確認方法は各社によって違いますが、
専用アプリやWEB上で確認することができます。

浮気調査をおこなうという点で考えると、
ロガータイプよりもリアルタイムの方が良いことが容易に想像できますね。

電池容量も確認が必要

GPS機器は、設定にもよりますが数秒から数分単位で(1時間単位などの設定もアリ)位置情報を取得します。
それは設置した車両が停まっていても、移動していても、
機器の設定を変更しない限り、充電が切れるまで続きます。

浮気調査を想定した場合どうでしょう。
電池容量が少なく、2日~3日に一回は充電しないと切れてしまうとなると、
頻繁に設置・取り外しを繰り返さなければいけません。

設置していることを対象者にバレてしまってはいけないなか、
頻繁に設置をおこなうことはできれば避けたい作業です。

近頃の機器は電池容量も大きくなり、1日や2日で充電が切れる心配はほとんどありませんが(使用方法によります)、中には安価で粗悪なものも紛れているので注意が必要です。

誤差の確認

GPS機器は複数の衛星と通信することでその正確な位置を割り出します。
そのため、建物の中や地下、大きな建物に囲まれたエリアなどでは通信環境が悪く誤差が出てしまいます。

機器の取り扱い説明書には誤差○○mなどと記載されていますが、
やはり使用する地域や建物の構造によってもその誤差の範囲は変わります。

設置する前に自身でGPSを持って町に出て、
実際にどの程度の誤差が生じるのかを確認しておいた方がいいでしょう。

取り付け方法の確認

GPSが手元に届いたら対象者の車や持ち物に設置することになります。
この際、どこにどういった形で設置するのか、その方法にも注意が必要です。
対象者の持ち物に紛れ込ませるのは難易度が高いですが、
使用する機器や場所によっては可能かもしれません。
GPSを利用する方で多いのが、車両に取り付けるという方です。
車両と言っても、車内か車外で注意点も変わるので、
しっかりと確認しながらおこないましょう。

車両に取り付ける場合

GPS機器を車両に設置する場合、車内に設置するか車外に設置するかが最初の別れ道です。
これは状況に応じて最適な方を選んでください。

車外設置

個人的におすすめなのは車外に設置する方法です。
取り付ける場所は車両底部にケースと磁石を使って取り付けます。
取り付ける際には充電を満タンにしておくことと、電源をオンにすることをお忘れなく。

さて、取り付ける時に気を付けなければいけない点がいくつかあります。

一つ目はケースの防水性と簡単に蓋が開いてしまわないかです。
GPSは精密機器です。
防水を謳っている機器もありますが、濡らさないに越したことはないでしょう。
次に、ケースの蓋が軽い力やちょっとした衝撃で開いてしまわないかの確認です。
車が走ると必ず衝撃があります。
路面のちょっとした段差や、大きな水たまりに突っ込めば水しぶきが大きな衝撃となってケースにかかることもあります。
蓋が開いてしまいGPSを紛失することが無いよう、設置前に必ず確認しておきましょう。

二つ目は、取り付ける場所です。
車両底部と言っても、その作りは車によって違います。
その中で金属が露出している部分で平らな部分を探します。
設置する箇所が決まったら実際につけてみて、一度外してみましょう。
磁石が弱かったり、取り付けた箇所に厚い塗装がされたいるとちょっとした力で外れてしまうことがあります。
しっかりと付く場所を探して設置しましょう。

取り付けが完了したら実際にアプリやWEB上で位置情報を確認します。
位置情報が正常に確認できれば作業は終了です。

車外に設置するメリット・デメリット

車外に設置するメリットとしては、鍵が無くても必要なものを揃えれば比較的簡単に設置でき、バレにくいという点でしょう。
普段生活をしている中で、車の底部を覗き込むことはあまりありません。
あるとすれば、車の下に何かが潜り込んだり、何かしらの理由で底部を擦ってしまったときでしょう。

デメリットとしては、紛失する可能性が0ではないこと、
車検や点検などのタイミングが重なると設置を待たなければいけない又はそのタイミングで一度外さなければいけないことです。
できるだけ設置と取り外しの回数を減らしたい中で必要以上の作業は控えたいものです。

車内設置

次は車内に設置する場合です。

車内に設置するうえで必ず必要になるのが車の鍵です。
これが無ければ車内に設置することは不可能です。
家族で共有していれば車の鍵を入手することはそう難しくないでしょう。
しかし、あなたが免許を所持していなかったり、
パートナーと別で車を持っているとなると、鍵を預かるのに言い訳を準備する必要があります。
あくまで自然に、違和感のない理由を探してみてください。

設置する場所は車にもよりますが、シートの下やトランク、
ダッシュボードなどある程度限定されてしまいます。
普段パートナーがどの様に車を使っているのかしっかり確認し、
バレない様に細心の注意を払いましょう。

車内に設置するメリット・デメリット

車内に設置するメリットとしては、紛失の心配が無いことが挙げられるでしょう。
GPS機器はモノにもよりますが、それなりの性能を求めれば高価なものになってしまいます。
万が一紛失したときのことを考えると落下などの心配がない車内がいいかもしれません。

デメリットとしては、設置する場所が限定されること、
きれい好きだと車内を頻繁に掃除する可能性があるので、そのタイミングで見つかってしまうリスクがあることです。
車好きときれい好きが重なると、そんなところまで掃除するの?というところまで掃除する人が居ます。
このタイミングで見つかってしまえば疑われるのは当然家族です。
もし見つかる可能性があるようなら、迷わず車外に設置した方が良いでしょう。

GPSは正しい使い方をすればとても便利なもの

GPSはその使い方によって、良い方向にも悪い方向にも性能を発揮します。
決して悪用することなく、正当な理由と手段によって使用するようにしましょう。

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